さんべんまわってタバコに唱歌

●明日からアチラの駅やコチラの駅で一切タバコをのむ事あいならんという事になっているもので煙管や煙草盆それに吸殻入れのおばけといった孫衛門関係の妖怪衆はモクモクけむりを上げつつ名残りの駅舎に涙を置いて宿下がりになりましたとの話
2009.03.31 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 新聞
妖怪たちの住んでいる世界で起きた出来事を掲載している絵入り新聞。日刊でございます。
2023年7月に5300号をこえました。
Yokai World Illustrated newspaper. Updated daily. 妖怪世界报纸。每天更新。दुनिया अखबार दानव. दैनिक अद्यतन.
1-5 Ura-Ginza Yokai World. Yokai Tozai Shinbun office.
●明日からアチラの駅やコチラの駅で一切タバコをのむ事あいならんという事になっているもので煙管や煙草盆それに吸殻入れのおばけといった孫衛門関係の妖怪衆はモクモクけむりを上げつつ名残りの駅舎に涙を置いて宿下がりになりましたとの話
2009.03.31 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 新聞
2009.03.29 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 新聞
●二十七日の午後五時、藤間紫さんが蓮台座への乗り込みに発しましたとの知らせ。これを受けまして各座に出入りするダンスに従事の化け扇達はステップのカナメを鍛えていただこうと考え中だそうですがツクモのモトがお年玉のばらばら扇だけに教授するにもホネが折れそうなり。
2009.03.28 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 新聞
●開帳寺宝●
一、御粗鉄
これはこのたび寺内遺跡にて
発掘されし当工業の開基たる
銑鉄の即身仏にして一度礼拝
せば紙ヤスリいらずの光沢肌
となる御利益あり
一、一本だたらの舎利
一、温羅大王の火箸
一、鍛冶が嬶の愛用文化庖丁
一、サイクロプス製やかん
2009.03.27 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 広告
●サテ亜羅比兵衛と喪み七は西京の駅に着けれどもなぜか四方はうばたまでヒヅメで探るエレベータ。伊勢へ七たびホテルへ三たび明かりゃまだかといななけば。ココは御所さえある都じゃえ。くらいは縁語じゃナイカイナ。アイタシッポフンデヒントナク
2009.03.26 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 新聞
●二十四日、総夢省は三年後に始まるテレビヂヨンの完全なるサカダル放送化にともなって増える放送チャンネル枠へのお免状希望申請が内外併せて二億九千社から届いたですウトウトと獏王の寝言を通じ発表。放送の顔触も随分変わるのかしらん。
2009.03.25 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 新聞
2009.03.24 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 新聞
●二十二日の朝、大磯撫にある吉田しろり(元うねり党総裁)邸に祝融回禄の兄弟が来訪。石炭の葉巻包みを食べ石油を飲んで電光石火でドロンと煙になって帰ったとのこと。この兄弟の来訪はモップガン邸、すみっこ拭く野別邸に続き用件は不明。
2009.03.23 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 新聞
●十九日、新型ワクチンが二月に承認されたことを受けて日本脳炎の予防接種再開の動きに。日本脳炎の予防接種は四年前に副作用が認められて実施数が激減。蚊の精たちはうかれておりましたが、今夏はチョット媒介業がおあいだになりそうダナとぼうふり達もビクビクしとりますとやら。
2009.03.21 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 新聞
●十九日、ブンブカブン審議会は目謝尻村の水墨画「夜食膨大図」並びに腹張遺跡で出土した蝿文土器「合掌づくり土偶」の二点を新たにナシヨナルトレヂアに指定するよう取り決めましたとの事。ブンブカブッブッブー。
2009.03.20 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 新聞
2009.03.19 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 新聞
●十七日、幻子力異員会でエネルギー総合茫漠研究所は先年の十月から十一月にかけて首都圏に住む妖怪五百億体に対して行った「幻子力は安心だと思うかどうか答えやがれ」というアンケート結果を発表。ここ数年とはうって変わって、不安が減じ安心が増え、源氏の白旗傾向に。判官びいきは無かったハズ。
2009.03.18 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 新聞
●十七日、汪子駅のトイレから駅の下にある邪神井川にトイレ建立から四百年ものあいだ汚水が下水管を通らずにスイサカサッサーと直接放出されていた事がわかりトイレの使用がお差し止めになりましたとか。邪神井川にがんばり入道たちがワンサカサッサと住んでいたのはコノセイカ?キノセイカ?
2009.03.17 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 新聞
2009.03.16 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 新聞
ナンデモ人間界では吸血鬼と目された奴のホネが出土して新聞を賑やかにしたとのウワサじゃがおヘソが茶碗を焼成するよな種なり妖界では斯様に多種の舎利骨も出た
●吸臭鬼 「ミズムシもたっぷり付着しててイイ湿り具合だシャリ
●吸洟鬼 「花粉か風邪の時期に起きないと損しちゃうのだシャリ
●吸乳鬼 「乳飲料って表示が無いかキチンと調べておるのシャリ
●吸賄鬼 「近頃はカステラじゃなくスイーツの下に小判だシャリ
●吸塵鬼 「サイクローンサイクローンサイクローン煩いシャリ?
●吸涙鬼 「敗訴に涙を大量頂戴して人心にもぐり込むのだシャリ
●吸煙鬼 「ダイオキシンよりニコチン咥えてさせて欲しいシャリ
●吸税鬼 「大きな顔してるとかいう悪口は聞かないふりだシャリ
●吸種鬼 「ニュー燃料になろうとは豊芥子もびっくりだろシャリ
2009.03.14 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 新聞
2009.03.13 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 新聞
(ひとまろ)
ほのぼのと電話の声で訊出して雲がくれ行く鷺をしぞ思ふ
(つらゆき)
こぬ金を無駄に待つとは余にも鷺を哀れといはぬよぞなき
(みつね)
気をとめて誰なのかなと鷺の花怪しいかすみ立ちな隠しそ
(いせ)
ふた声ときく事なしや役場鷺たしかめかけりゃ違う声かな
(やかもち)
独り家に朝たつ老いの皺はぎを玉と見い出しかけるしら鷺
(あかひと)
吾孫に見せむと思ひし福の沢それがパーです鷺に触れれば
(なりひら)
世の中に絶えて鷺らの無かりせば銀行口座のどけからまし
(へんぜう)
たらちねは鷺に情報うばはれて我が黒髪をなでてありけむ
(そせい)
見渡せばやたら鷺らがよくかせぎみやこぞ春の錦なりける
(とものり)
金ふれば木毎に花を鷺がとるいづれも旨ぇと湧てをらまし
(さるまる)
をちこちの素性もしらぬ奴原におぼつかなくも電話鷺だよ
(こまち)
札の色は移り気多しいたづらに鷺に寄り来る何もせぬまに
(かねすけ)
人の金いただき闇にしまいこもコレもふ道にまどひぬる鷺
(あさただ)
よろづ金まんまと鷺に取置けば今ゆくすゑは神も知らない
(あつただ)
今日それを呉るんだろと思ったに来ぬのは鷺の心なりけり
(たかみつ)
春過ぎりゃ蒔き果てにけり鷺の種けど直様に次を見つける
(きんただ)
口座にはふたしてあれば鷺の嘴あけなかろとはあさい了見
(ただみね)
鷺はなほ我にて知りぬはなざかり心のどけき莫迦はアラ鴨
(さいくう)
頃を見て鷺の増す数過剰だしいづれの緒より調べても無駄
(よりもと)
ひとふしに住所口座を盗れなれば最も尽きじ鷺がおこなひ
(としゆき)
ここぞとて花のしづくを奪いつつ巧く人飲み鷺の鳴くらむ
(しげゆき)
鷺くれば誰も警戒かかりける人の心にゃつーッともぐらう
(むねゆき)
山鷺は人のさびしさまさりける人め薄きはむしろみやこ地
(さねあきら)
固くないと思へるヘマな野郎をば鷺に引掛け納めさせけり
(きよただ)
あまつかぜ吹け掌に乗るどぢの鷺におさつを巻あぐるべき
(したごう)
あが口座訊出し給付へだつらむ何とたっぷり実入り得る鷺
(おきかぜ)
誰もかもから吸ひ出さむ甘いしる鷺も昔のような手は無し
(もとすけ)
おとづれの封筒とつひ思ひ込み出して後アラ気附く鷺だは
(これのり)
見よどこの山も白ゆき溶ける頃ふるさと鷺が罷り出るなり
(もとざね)
鷺かもヨ待てといふべき人の無き奴はふたこゑ程で騙さる
(こおおぎみ)
限り無くとるとは言はん鷺共は小出しにすれば猶も零るる
(なかふん)
おもひ知れ人に言はれてあゝ鷺かあたま常夏おきらくな脳
(よしのぶ)
ちとせまで限り無き鷺けふよりは給付券等よろづ売りなむ
(ただみ)
小夜ふけた頃に電話を繋ぐより昼寝時分が効くべかりけれ
(かねもり)
くれてゆくアホの方々ありがたや鷺の餌やら羽に化けける
(なかつかさ)
忘られた頃やまどろむ程を見て鷺ばたらきは旨い目をみむ
●三十六歌仙を当込んでの斯るバカらしきミソヒトモジをずらずら読んでしまうヒマがあったらばうかりひょんと鷺に合わぬような準備に心がけるべしアハハのハー
(詠・ぴよはらのこちょ輔)
2009.03.12 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 色物
●十日、ドイテ帝国の南地シュットシヤガルト行政区にあるボーゼン湖にて今を去ること五千年ほど昔の沈泥層から樹木子製のサンダルが引揚られましたとの事。かなりの時の経過にも拘わらず腐朽の度合は軽かったと見えて、振るとチャプチャプ血液の音がしたんだとサー。
2009.03.11 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 新聞
●啓蟄も過ぎ春めきたれば●最も恐ろしきは●邪噴症なり
●一旦罹患せば●五体各部位ことごとくに炎症巻き起り
●あたかも阿鼻地獄あたりで●五徳猫を背負うが如し
●そ●こ●で●弊社のお勧めしたき●良薬此にあり
●じゃこつの実の天然果汁を服用なせば●
●徐々に各症状減し活発なる春を迎えん●
●数千の患邪魅に臨床試験を実施なせば●
●累々に各薬効判り更に効能を増すハズ●
●な●ら●ば●数本いただきましょうと●註文する
●妖怪は日々増進中にして●常備薬として手許に置き
●毎朝毎夕これを用い●心を能くし爽快なる春の坊間を
●遊歩蛇行すを得べし●有り触れた広告ジャと疑う事勿れ
果汁詰一瓶…………◎千六百ペソ
大売捌所●蛇柑商会 皮脱 蛇六右衛門
2009.03.10 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 広告
●残存している院本が日本には無く昭和四十一年に翻刻が出されるまで内容も殆ンど知られてナイというくらい大昔の浄瑠璃『弘知法印御伝記』が七日、筋にゆかりのある人間界の柏崎で舞台にかかったということで芝居好きの妖怪の中でも特に浄瑠璃好きの輩は葉っぱやドクロを頭に乗せていそいそと見物左衛門に出ましたとの噂デスなどと休み明けにつきというワケでも無いが平凡なる記事。
2009.03.09 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 新聞
尾形寛行◎三すくみ以外で攻めて来るとは…あつかいじらいや
天竺徳兵衛◎一寸徳しヨと色々船で輸入をするのも考えもんだ
将軍太郎良門◎そうマジで喰らうと蝦蟇の油でも治らぬ怪我よ
にゲロゲロゲロゲログワーグワーグワーー
2009.03.06 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 新聞
●四日、アジプトにお墓調査に出掛けていた魍魎連の一行が、砂漠の丘の上でラムアミダフス二世の第四親王カエムダイコの娘ヨコグシフェルトの墳墓を発見。三千年ちかくも昔の石室の中にあったチョイと乙な石棺にはヨコグシフェルトの金紋と「小粋なオンナ」という文字がありましたとの土産話。
2009.03.05 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 新聞
●三里に灸を据うるは芭蕉の爺の閉所恐怖の治療、土足の足跡に灸を灼くは泥坊捜査のマジナイなれど今日堂々決定したる全妖怪へのお灸と布巾の御下賜は近頃やたらと増量中の天井さがりの大増殖を抑える効き目があるとかないとかマァ煙の立ち消えにならずにヨカッタとは艾の産地江州は伊吹童子の言。
2009.03.04 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 新聞
2009.03.02 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 新聞
Author:妖界東西新聞社
発行人=廣末妲腸
編集人=饅島和橋
画=氷厘亭氷泉
●2010年1月より、絵に登場の主な方々の簡略なプロフィールを付けておおくりします。
●画像および文章の無断転載を禁じます。
●当紙では一部で縦書タグを使用している為、IE以外のブラウザでは一部表示が乱れます。
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●3月8日は「妖怪の日」につき休刊。