早良崎座新狂言「モルガンお筍」

●今年、裏銀座の芝居で一番に蓋を開けるのは北通りの早良崎座。いつもの如く新奇な種を趣向に盛込み『モルガンお筍』なる外題にて来週より開場いたします。芝居の大ザッパな筋は、偽園のお茶屋「多け乃こ」で起きた万年竹芸者の生れ故郷偽装の一件と、アッカンベイ国の豪商モルガン屋を巧みにだまして六億ペソもの大金を巻き上げていた湯坊主の事件を搗き混ぜたものだとのよし。出勤役者は南蛮竹五郎一座で、お筍(竹五郎)盛雅屋須太右衛門(芭三郎)鯛慶坊(玖血)有印坊(蕉獣)お文婆(蚊蕉)魏造(竹紙郎)お志那(擬ん竹)お缶(蛮難)などといった役割。大切り浄瑠璃は『寿根種田畠畝畝』(すねのたねたはたうねうね)にて至極面白き踊りだという噂。
▼1.8 愛知県一宮市の加工会社に中国産タケノコを熊本産と偽った偽装表示があったとして捜査を開始。
2009.01.08 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 新聞