倭州美魚片遊歩(ニッポンビザシミメグリ)

■ばんせいこうしゅ(万聖公主)――万聖竜王のご息女さま。『西遊記』に出て来る悪玉のひとり。
■ほんはじは(奔波児覇)――竜宮に仕えるなまずの妖精。
■ははじほん(覇波児奔)――竜宮に仕えるどろがめの妖精。
■じんべいさま――体の巨大な海のいきもので、これが現われるのは鰹の豊漁の兆しなんだとか。
■たておべす(立蛭子)――大きな背びれをもった怪魚で、船をぶち倒して沈めたりすると言います。
■ねんてき(鯰公)――なまずのおばけ。きらいなものは黒貝(こっかい)。
■すっぽんくび(泥亀首)――濃い怨みをもったすっぽんの生首。板前に喰いついたりします。
■みこじょろううお(神子女郎魚)――嫉妬の末に死んだ女の霊がなったというトゲトゲな魚。
■こべけ(小平家)――壇ノ浦で滅ぼされた平家の女官たちの霊がなったという魚。
■じんじゃびめ(神社姫)――大きな体をもったふしぎな人魚。
■ザン――奄美諸島などに伝わる人魚で、これが見えたときは海が荒れると言われています。
2010.07.29 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 新聞