槍紙障(やりぶすま)阿呆陀羅経

■のっぺらぼう――目鼻口などの無いツルっとした顔のおばけ。
■パイジャ(paija)――イヌイットに伝わる、吹雪の中に出る一本足の女のおばけ。
●はっとりこへいた(服部小平太)――桶狭間の合戦で、今川義元の足にまずグサリと槍を打ち込んだヒト。
■ぼんぼこやり(梵鉾槍)――陸奥国分寺で春まつりの時くばられる、ひょうたんのついた御幣。防火のおまじない。
■おはぐろべったり(お歯黒べったり)――お歯黒だらけの口をあけてひとをびっくりさせるおばけ。
■びろ~ん――こんにゃくみたいなぷるぷるしてるおばけ。
■がしゃどくろ――大きながいこつのおばけ。
■おつゆ(お露)――牡丹灯篭をともして恋しいお方のもとに通う幽霊。礼金と引換えに幽霊よけの守り札を盗ませたりも。
妖界東西新聞第609号 「焦熱阿呆陀羅経」
2011.01.23 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 新聞